更年期障害

体調のトラブルに悩む女性

更年期障害とは、簡単にいうと加齢とともに卵巣の機能が低下し、それによってホルモンバランスが以前よりも乱れることによって起こるさまざまな症状をいいます。
更年期障害の症状は、ある程度のパターンはあるものの、それぞれの人によって症状もその強さも大きく異なり、人によってはまったくないという人もいるようです。

生理がくるということ

女性は排卵されると子宮が妊娠の準備をし、排卵された卵子が受精しなかったときには、準備していた子宮がその準備したものを体外に排出するために、生理という形がとられます。
排卵がないと、子宮も妊娠の準備をしないので、生理もなくなっていき、このときに「生理が上がった」ということになるのです。

生理がくるということは女性にとって非常に大きな影響があります。
その理由として、分泌されるエストロゲンという成分が現象するということが大きな要因です。
エストロゲンとは女性ホルモンをつくるために必要な物質のことで、生理がある人はエストロゲンの量も多いのですが、生理が上がってしまうとエストロゲンの量が急激に減っていきます。
このときに、女性ホルモンのバランスが大きく乱れるのです。

エストロゲンが十分足りていると、脳が女性ホルモンをつくる指示を出したときに、その指示に従って女性ホルモンをつくり出すことができるのですが、エストロゲンがないと女性ホルモンをつくることができないので、体がこれまでと同じように機能しなくなります。
そのときに、更年期障害の症状が発生します。

更年期障害の症状について

更年期障害の症状として知られるものはいくつもありますが、代表的なものとして「のぼせ」があります。
体がほてってしまい、日常生活に支障をきたしてしまう、集中力が低下するなどの症状です。
ひどい人は氷枕を使用しないと首から上がほてって眠れないという人もいるのだとか。

逆に冷え性に悩むひと、体全体がほてってしまう人など、症状は人によってさまざまですが、更年期障害の症状についてアンケートをとった企業の結果を見てみると、のぼせ感を時間している人が多いのだそうです。
ほかにも倦怠感、うつ、めまいなどさまざまな症状があり、ひどい人はベッドから起き上がれないほとの症状が出ます。

こうした更年期障害の症状を少しでも軽減するには、適度な運動と規則正しい生活、食生活のバランスをとることなどが重要です。
また常に気持ちを明るくもって、更年期障害に軟着陸できるよう、事前に対処しておくことで、実施の症状をかなり和らげることができるようですので、30代を迎えたあたりから、日常生活について見直しをしてみるとよいかもしれません。