ホルモンバランスが乱れることで多く表れる症状のひとつに「ニキビ」があります。
これは「大人ニキビ」とも呼ばれ、フェイスラインなどにできることが多いのが特徴です。
思春期のころにできるニキビは、皮脂を取り除くことで比較的簡単にケアすることができましたが、大人ニキビは過剰な皮脂の分泌が原因ではなく、ホルモンバランスが乱れていることによってできてしまうので、若いころのニキビとはケア方法も異なってきます。
ニキビができたからといって皮脂をどんどん取り除いてしまうと、体が足りない皮脂を補わなければとさらに皮脂を分泌するようになってしまい、ニキビが悪化してしまうということにもなりかねませんので気をつけましょう。
大人ニキビ
大人ニキビをケアするときは、やはりホルモンバランスを整えることが重要です。
運動をしたり、エストロゲンと似た働きをしてくれる「大豆イソフラボン」を多く含む大豆製品を積極的に食べるようにするなどを心がけるとよいでしょう。
ちなみにとあるモデルさんは、幼少の頃海外で過ごしていたということもあってか、納豆が大の苦手だったのだそうです。
けれどメイクさんに「納豆は体にいいからできるだけ食べたほうがいい」とアドバイスされ、試行錯誤しながら納豆を食べていたら、悩んでいた大人ニキビが治ったのだとか。
大豆イソフラボンの効果は伊達じゃないということかもしれませんね。
肌に負担をかけないケア
スキンケアも大切になりますので、これまで使っているコスメを継続していてニキビが悪化するようであれば、敏感肌用のコスメに一時的に切り替えて、保水での保湿を中心にケアします。
保湿というとクリームなどの油分の多いものを連想するかもしれませんが、化粧水などの水分で潤いを補給するのがポイントです。
パックをするときも、ローションをたっぷり染み込ませたシートパックに切り替えるなど、肌に負担をかけないケアを意識してください。
大人ニキビは、エストロゲンやプロゲステロンの分泌が大きく増減する生理前などにできてしまうことが多いです。
そろそろ生理がくるなと思ったら、スキンケアを敏感肌用に切り替えたり、大豆製品を取り入れるなど、事前に対処しておくことで、大人ニキビができてしまうことを防ぐことができますので、ぜひ試してみてください。
生理前にできるニキビは、生理が終わることに落ち着くことも多いので、無理に潰したりせず、やさしく扱うのもポイント。
自己ケアでニキビ跡が残ってしまうことがないよう、やさしくケアしてあげましょう。