男性・女性に関わらず年齢とともに抜け毛が増え髪が薄くなることは自然なことです。
おおよそ半数の男性は薄毛で悩んでことがあるといいます。その中でも、20代、30代は特に見た目においても気になる年齢。
通常であれば薄毛にならない年齢でも、男性ホルモンの原因で男性型脱毛症=AGAになる方が増えています。
AGAは進行性のためそのままにしておくと進んでしましますが、正しい治療を行えば進行を遅らせること可能です。➡「進行遅延」
これまでは「プロペシア」というAGA治療薬を主に使っていましたが、薄毛のタイプによっては効果があまり見られないことがありました。
そこで2016年6月13日に発売開始された新しいAGA治療薬「ザガーロ」についてその特徴や効果などについて紹介していきます。
ザガーロ概要
ザガーロはイギリスに本社を置く、グローバル製薬企業グラクソ・スミスクライン株式会社(GSK)が開発した、プロペシアに次ぐ第二のAGA治療薬治療薬です。
ザガーロはこれまでのAGA治療薬が「進行遅延」にとどまっていたところ、「発毛」にも効果が期待できるところが最も注目すべきところです。
ザガーロとプロペシアとの3つの大きな違い
臨床試験のデータから、ザガーロはプロペシア 約1.6倍の発毛効果があると報告されています。
ここではザガーロとプロペシアとの「成分」、「作用」、「持続性」という主な3つの違いを見ていきましょう。
①成分
- プロペシアの有効成分はフィナステリド
- ザガーロの有効成分はデュタステリド
②作用
- プロペシアは5α還元酵素Ⅰ型しか阻害しない
- ザガーロはⅠ型とⅡ型の両方を阻害する
③薬効の持続時間(血中濃度が半分に減るまでの時間=「半減期」)
- プロペシアはの半減期は4時間程度
- ザガーロは約2週間
ザガーロの副作用リビドー減退
リビドーとは押さえきれない性的欲求のこと。ザガーロは成分であるデュタステリドが男性ホルモンに作用することで以下のような副作用が起こることがあります。
- 性欲減退
- 勃起不全
- 射精障害
- 精液量減少
- 早漏
まとめ
ザガーロはAGA治療に、より効果を発揮する薬として登場しました。しかしその成分や作用の違いから、男性ホルモンへの影響も強くリビドー(押さえきれない性的欲求)の減退が起こることがあります。
AGA治療クリニックの医師にまず状態を調べてもらいましょう。そして、説明をきいたうえでザガーロを処方してもらえるかどうか、相談してみてください。